和裁を学んでいたときの事

おもに裏のついていない(袷になっていない)だとすれば男物の長襦袢や露や紗などの夏物の単(ひとえもの)物の着物を見ると自分が和裁を学んでいたときの事を思い出します。

自分が和裁を学んでいたときの事

何故かと言うと単物の大量に生産している呉服屋さんが私の通っていた高校の取り引き先だったんです。たぶん重量販店に卸している商品だったと思います。
単物の手縫いの商品を練習の為に物凄くたくさん縫った事を思い出します。

今でも婚礼衣装の男物長襦袢をお店で見るとおなじような色目なのですごく懐かしかったりします。すごく印象に残っているのは全て縫い上がると袖口のところに砂時計のようなマークを刺繍で入れるんですね。

この砂時計のようなマークを゛そごう″(百貨店のそごうの紋)マークと読んでいましたがもしかしたら本当にそごうと関係あったのかも?

その当時は全く無関心でしたが最近ふと、思い出しました。そごうマークを袖口に入れて…完成なんです。大体3日ぐらいで仕上げていたと思います。

今でも和裁を習っている人はあのような大量な縫い物を仕上げたりしているのでしょうか。現在の着物を縫う専門家の人達はどんなかんじなのでしょう。

私達は糸代だけもらっていました。カタン糸や絹糸を買う代金で縫っていましたが仕事だとどのぐらいになるのかわかりませんが上手く縫える人は家を買えるぐらい稼げるとか言われていてそのぐらい儲かると言われていました。

女らしい人生観~玉の輿に憧れるきもち

私は特にその学校にいきたかったわけではなかったので全く無関心でしたが私のクラスメイトに私達の先輩にあたる上級生に憧れて入学してきた子がいて入学式の挨拶の時にその上級生に憧れて入学したことを熱く話していました。

実はその上級生は私達の2級上でしたが高校卒業と同時に某着物会社(呉服屋さん)の社長と結婚したんです。

すごく有名な玉の輿伝説になっていてその子はうっとりと「(上級生の事)~さんのようになりたくてこの学校に来ました!」とよく言っていました。

…私は18歳で結婚は考えられないと思っていたほうだから少しも共感できませんでしたが女性として成熟した将来性や夢を持っていたのはその子のほうだったのかな…って職場で着物を見た時思い出しました。

そのひとえものを卸していた会社の社長さんだったんですね。
クラスメイトや先生方がその上級生をみんな目指しましょうって言っていたのがちょっと滑稽でしたが今思うと先生方が正しかったのかなぁ~って思うのですが女らしい人生観について着物を通して感じました。