知られざる日本の伝統・水琴窟について

最近、和服や着物の話からは少しはなれていますが…。
和装と同じように、日本の文化について書いていきたいと思います。

知られざる日本の伝統・水琴窟について

江戸時代から続く長い歴史を持つ水琴窟。

地中に入れた「かめ」に水滴を落とすことで、なんともいえない独特の音を響かせてくれます。

日本庭園で使われる装飾の一つでしたが、最近ではそのふぜいある趣が、お庭にとどまらずインテリアとしても人気があります。

日本庭園の「美」の意識を集めたかのような水琴窟は、現代でも風流な人に人気があるインテリアとなっています。

インテリアとしても人気!

一時は「幻の水琴窟」とも呼ばれて全く表舞台に姿を表さなかった水琴窟ですが、今や日本だけではなくイタリアにある聖フランチェスコ大聖堂などの海外にもにも置いてあるんですよ。

自宅のお庭やお店のインテリアやお店・ホテルで上質なおもてなしの装飾としても人気があります。

色々な種類がある水琴窟

現代生活でも水琴窟を楽しめるように、最近はイロイロなタイプの水琴窟が売られています。大きさも小さめで、そのまま床におけるタイプのものもけっこう人気だったりします。

伝統的ある信楽焼きを使ったものや、水循環装置の付いているもの、電動式の水琴窟など種類もイロイロ。さすが現代です。

地中に甕(かめ)を埋めなくても、ポンと奥だけで本格的な水琴窟の音色を楽しめるようにアレンジされたものもあるので、玄関先や室内、ベランダなどにも置けるのはスゴイところです。

本格的な日本庭園がなくても、置くだけなので簡単に上質な水琴窟の音色に癒やされることができますね。

リラックス効果もアリ!

水滴が生み出す不思議な音色や水を使った水琴窟の仕組は、インテリアとして使うと保湿効果やリラックス効果もあると言われています。

日本庭園最高峰の技術とも言わる水琴窟を自宅で気軽に楽しむのも風流ですよね。

コンサートホール並の残響音がすごい!

水琴窟から響く残響は約1秒間もあるとされています。

一度水滴が落ちると約一秒もの残響音が、焼き物の中で響き渡って耳を楽しませてくれます。

特徴のある音がでるのは、陶器の多孔質に音が反響するから。日本的園では「つくばい」の近くに設置されることがほとんどでした。

実は、日本の音風景100選にも選出

水琴窟の音は、環境省の「日本の音風景100選」にも選ばれています。

都会や現代社会の忙しい生活の中で、豊かな潤いを感じさせてくれるような音に癒やしを感じる人も多くて、水琴窟の音色を聴きに、京都の圓光寺や西寿寺、正法寺などの京都のお寺に行く人もいるんですよ。

この1秒というのは、音響などを考えて設計された質の良いコンサートホールで叩き出せる数字なんです。

着物よりは全然知られていない昔ながらの文化ですが、水琴窟のCDなどの販売や買取なども実はあるんですよ。明日もすこし、そんな水琴窟の紹介をしたいと思います。