椿の花に魅せられて

小紋や付け下げに多く登場する椿の花模様。

愛媛県松山市には「椿神社」もあるようですが、私にとって特別な花模様です。

今年ももう2017年3月半ばですが、初めて縫った袷(小紋)は地色がピンクで椿の花が飛び柄の反物でした。

椿の花模様は、寒椿だと年末から2月頃迄。
ただし、10月頃に咲く椿もあるので秋にから春にかけて着てよいそうです。

集めていなくとも椿の花模様の着物にご縁があり、その後鼠グレー色の付け下げに飛び柄の椿模様の着物を良い反物が手に入ったからと母が誂えてくれました。

もとは関西で24歳迄いましたが、それ以降は横浜に住み現在に至ります。

最初私の着物の全ては母が管理していて、手元に送ってくれたときにはピンクの椿の袷は処分されていてショックだった思い出があります。

そのかわりではありませんがグレーの椿模様の付け下げが新たに着物ワードローブに加わりました。

個人的にはあのピンクの椿模様の小紋は、10代に着物を縫った初の思い出のひとつだったので思い入れが深いのが、我ながら意外でした。

ピンクの椿模様の可憐な小紋とグレーの椿模様のシックな付け下げと

まるでおなじ椿モチーフであっても全く違う表情で。
高級感とではグレーの椿の付け下げの方が断然反物も良いのに、「着たい」と思うのはピンクの椿の小紋。

高級感はなくても思い入れというのはすごいですね。
小紋なんてこの年齢では恥ずかしいのですが、もっと椿の小紋でお出掛の機会を作れば良かったかなと…。

グレーの椿の付け下げは問題なく茶道のお茶会などに来ていけますがあのピンクの椿の小紋はほんとの普段着にしかならないものでしたが、着物に咲いた可憐な椿は、やはり特別な花模様なのです。