帯の歴史と種類/和装買取の参考として

今では名古屋帯等色々とある帯ですが、昔は、ただ結ぶだけの細い物が始まりだったとされます。

先日、子供の七五三の着物のパンフレットを眺めていたらお店の方が「まだ少ししかないけど、実際に見た方がイメージが湧きやすいから」と実際の物を見せてくださいました。
柄一つで印象が全く違い、本当に素敵でそれだけに帯を選ぶのも大変だなと思いました。
そんな帯の歴史等です。

帯の歴史

室町時代、それまで袴スタイルでしたがここで小袖帯姿になります。
桃山時代から江戸時代にかけ「名護屋帯」と呼ばれる組紐帯も用いられました。

この名護屋帯は「名古屋帯」とは違います。
今の佐賀県辺りの肥前名護屋に中国から伝わった長い帯が元だそうです。その両端に房を付けて、腰に巻き付けて結んだ組紐状の物を言います。

江戸時代、それまで2寸~2寸5分で突込帯くらいしか結び方もありませんでしたが、1630年頃に遊女たちが既に巾の広い帯を締め、5寸程の巾の物を用いていたそうです。次第に巾も現在の帯とは変わらない形態となっていきました。享保以後、9寸巾と1丈2尺の長さが基準となり、結び方の種類も豊富になり、帯が女装美の中心となっていきました。

現在、一般的な結び方である文庫帯は1760年頃に誕生したと伝えられています。
太鼓結びは、1813年に太鼓橋再建落成されたのに因んで深川の芸者が結んだ形が元と言われています。そして、年齢に関係なく、後ろで帯を結ぶようになったり、帯締めを使用するようになったのもこの頃と言われています。

帯の種類

『袋帯』は主に留袖・訪問着・振袖等に合わせられ、約4m30cm、約31.2cm(8寸巾)。お祝いの席に使う事が多いので喜びが重なって続くようにという事で「二重太鼓」や華やかな席をより一層美しく飾るという事で「飾り結び」をするので長めになっています。

『名古屋帯』は主に小紋・紬等に合わせられ、約3m60cm、約30.4cm(8寸巾)。袋帯とは違い、普段着の帯だから簡単に結びたいという事で「一重太鼓」で結ぶことが多く、袋帯よりも軽くて結びやすい物が作られたそうです。

『半幅帯』は主に小紋・紬・浴衣等に合わせられ、約3m60cm~4m、約17cm(4寸巾)。元々、羽織を着用するときに「背中の見えない帯」と使用されていました。

現代は多様化しており、普段着や浴衣にも使用されます。
デザインも豊富で結び方も多様化している帯で、季節を選ばないので帯の中では一番使いやすいとも言えそう。2017年現在は結び方が多様化しているので長めな作りも増えています。

帯は、着物には無くてはならない物です。
着物買取でも、良い帯は高値で買取されたりしますが、元は種類によって長さも違います。
今は長さもあまり差がない物もありますが、帯一つで着物が品をつくり華やかな和装としてくれたりしますよ。