染めの手仕事~北海道

「二風谷アットゥシ織」

樹皮の糸で織るアイヌ民族伝統の織物

アイヌ民族は昔から身近な動物や植物を利用して織物を作ってきましたがその中でもよく知られているのはアットゥシと呼ばれる樹皮の織物があります。

材料はオヒョウ、シナノキ、ハルニレなどのニレ科の植物の内皮繊維を使います。

木の内皮を温泉や湖沼につけ細く裂いて撚りあわせ糸を作り織機にかけてアットゥシカラぺと呼ばれる織機は最も古い形式の腰機で部品すべてが分離しているシンプルな構造が特徴です。

樹皮の色を活かした生成の無地ですが草木染めの製品などもあり現在では帯なども作られています。

日高地方の沙流川流域に伝わる「二風谷アットゥシ織」は2013年には経済産業大臣から伝統的工芸品に指定されました。

与謝野財務相と大道寺将司

歌人与謝野晶子の直系である与謝野氏と獄中で左翼として投獄されていた俳人大道寺将司の死没日がおなじ2017年の5月24日であったニュースにアイヌ民族の文化を思い出しました。

かたや有名な歌人の子孫で信念を貫く左翼の俳人とのおなじ時代を生きた人物像にもしお互いをよく知っていたならどんな印象を持っていたのだろう、と思いました。

アイヌ民族についての記事をかなり前に婦人公論という雑誌で有名な作家か女優かは忘れましたがひどい霊障に悩まされていてその原因がアイヌ人の墓と関係があると書かれていました。

北海道でのアイヌ人に対する昔からある差別的な問題に起因する記事だったのでそれを婦人公論が取り上げているのも興味深く感じました。

大道寺将司の活動の原点は始まりは身近なアイヌ人に対する問題であったことが書かれていますが主義としては間違っていてもそれが後々までそうだったのかはわかりません。

俳人としてのアーティストの一面を持っていることが左翼的なナルシストそのものだとも感じられますが政治家と信念を貫く生き方をした獄中での俳人の存在を互いに想うことはあったのか、すごく気になった訃報でした。