染めの手仕事~北海道

北国の稀有な染め織り~優佳良織

ウール素材の紬の織物に北海道の自然風土をテーマにした優佳良織があります。

もともとはユーカラと片仮名の表記でしたが優佳良織と変えました。

流水、ハマナス、摩周湖など北海道の自然をテーマに織り上げた紬には何百種類の色を使い油絵のような深みと立体感を表現されます。

優佳良織の素材は北海道の綿羊(ウール)で羊毛を洗って染色しますが複雑な色を出すために数種類の色の羊毛をハンドカートと呼ぶ小さなブラシ状の道具にかけて解きほぐしながら混ぜ合わせ微妙な色を作り出します。

手紡ぎで糸を作り機織りしていきますが織りには綴れ織り、浮き織りなどの複数の技術を組み合わせて使います。

優佳良織は北海道の自然をモチーフに色彩豊かな立体的な油絵のタッチのような表現が特徴でひとつの作品には200~300の色を使う事もあります。

モネの絵画のような深い北海道の自然のグリーンとブルー

北海道の遅い春のを告げる花、水芭蕉を絵画のように織り出した名古屋帯やストールなどが優佳良織工芸館で制作されています。

北海道~東北地方の染め織品は北国の伝統的に作られてきた多彩な手仕事による表情豊かな伝統工芸品ばかりです。

寒い北国ならではの染め織は独特な風合いと歴史を感じさせる巧みな技術はたぶんその土地で恵まれた冷たい澄んだ水や自然の気候がもたらした産物でないかと感じられます。

優佳良織は旭川市の染織作家の木内綾さんが創作した新しい織物ですが現在では二代目の方がヨーロッパ風のお城のような優佳良織工芸館で織られ運営されています。

優佳良織は材料に原則としてウールを使いますが帯などを作る場合は強度を増すために絹糸を交ぜる事もあります。

染め織作家が戦後に創作した新しい織物で流水という作品では白い氷と青い海を優佳良織で表現すると白や青も何百色の色を使い油絵のような深みと立体感を表現されています。

上品な黄色とピンク系のグラデーションの紅花紬に手織りのウールで北海道の春の情景を表した優佳良織の深いグリーンのショールのコーディネートは北国の稀有な染め織りどうしの素敵な着こなしになりますね!